土曜日の休み、
今日はどこへ行く?駅の方? 三越側?
あの洞窟、見に行かない?
フゴッペ? 本当に?
壁面保護のための全面改修工事が終わったニュースが
あってから、久しぶりにまた見に行きたいなーと思っていた。
ということで、冷蔵庫からウーロン茶を持って、車で高速に乗った。
晴れてて良かったね。
そうだね。
小樽までの高速を降りて
運河通り沿いを走ると
今日も観光客のいろんな服装の人たちが
人力車のおにいちゃんが車の前を横断する
この間の火事はここじゃなかったんだね。
だからもっと上の丸井側のところだって。
そうだよね。
ウーロン茶は必需品。
蘭島もまだ静かで、通過する僕らも海水浴とは
無関係。泳がなくなったね。
短いトンネルを抜けると、いきなり海沿いのカーブ。
海にシリパ山がドーン。
ろうそく岩がモワーン、チョローン。
ろうそく岩、見えるよー。
うん、見えた、見えた。
そうこう言ってるあいだに海にはキャンプする人たちの
テントやら水着やら。
言ってる間にもう目的地に到着。
「フゴッペ洞窟」
それは余市町
ニッカウヰスキー、宇宙まで飛んだ毛利さんのふるさと、
りんご、ぶどう、さくらんぼ、北限の鮎・・・
昔はスキージャンプでも有名だったなあ。
「宇宙まんじゅう」はまだ売っているかも知れないけど
「宇宙そば」と書かれたお店は閉店中。
その余市の本当の入り口にある続縄文文化の洞窟遺跡。
舟や人間、シャーマン?や動物など洞窟内部の壁面に
残された数百の絵文字たち。
絵といえば絵、文字といえば文字、何かをメッセージ
として残したかったのだろうか。
海を渡って大陸からきた人たちが残したものだと言う
説もあり、まさにタイムカプセル。
ライトがしょぼい、なんて言ったら失礼。
湿度管理、壁面の保護。えーっ、湿度93?
ワラジン発見!!
見ないことにしよ。
弥生時代は北海道ではまだ縄文時代が続いていて
それはそれで、それなりに人々は生活していたらしい。
そして続縄文時代にタイムスリップした30分ばかりを抜け出し、
お土産の鰊と鯨を読み間違えて、
関連書籍のコーナーでちょこっと休憩。
へぇー、アンアンにも紹介されたんだー、ちっちゃーい。
「この本すごいよ、詳しいよー。3万8千えーん!!!
宝くじ当たったら買ったらいいよー。」
今日はえらく物分りの良い妻であった。